ついに来た厄年!厄払いってしたほうがいいの?しないとどうなる?!

「厄払い」「厄除け」という言葉を、大人の方は、知らない人は居ないと思います。
しかし、いざ、「じゃぁ、厄払い(厄除け)て何?いつするの?」と聞かれたらどうでしょうか?
なかなか、即座に、「私、今年は厄年!」などと分かる分かる方は、半分いるかどうかではないでしょうか?
と同時に、「厄払い(厄除け)って、どこに行けば良いの?何するの?お金掛かるの?服装は?」などの疑問を持つ人も多いのではないでしょうか?
そこで、この「厄払い(厄除け)」について、書いていこうと思います。

厄年ってそもそも何?

そう、「厄年ってそもそも何?」と思う方も少なくないと思います。
厄年とは、「災難が起こる年」として一般的に位置付けられています。
事故をしたり、大きな病気に掛かったり、大きなケガをしたり…。
とにかく、何か、良いことより、悪いことが多く起きる年という、昔からの言い伝えです。
実際、厄年に、事故にあったとか、病気になったとか言う人も少なくありません。
ちなみに、「厄病神」とは、この厄年の「厄」と同じです。
「不幸をもたらす神様」という意味合いで、「厄病神」という神様が、不運をもたらしてる!という、絶対的に嫌がられる存在の、厄介な神様ということらしいです。
そして、この厄年は、3年続きます
「本厄」を中心に前年が「前厄」。翌年が「後厄(跳ね厄)」です。
なぜ、こんな年が、設定されたのでしょうか。

この厄年は既に、平安時代から書籍に残ってる様です。
色んな意見があるとは思いますが、「陰陽道」なるものによって、昔から恐れられているのですね。この「陰陽道」については、難しすぎるので、「中国から入って来た文化で天文、歴数、時刻、易で決めるもの」とだけ書いておきます。
陰陽師なる人が、この難しい、仕組みから、陰と陽を導き出して、厄年のある年は「陰」である様です。
厄年は、9歳から9年毎にあるらしく、男性と女性で違います。
男性は、25、42、61
女性は、19、33、37

この年が、「本厄」とされている年です。
その中でも、最も気をつけなければならない年を「大厄」というのがあり、男性は42歳、女性は33歳が、その「大厄」にあたるようです。
男性の42歳が「死に」を意味し、女性の33歳は、3という数字が陰数にあたり、それが、二重に重なる事から、「大厄」として、特に気を付けなければならない年となっているようです。

厄払いって何するの?

そこなんですよね。
「厄年だって言われたけど、じゃぁ〜どうすれば良いの?」
って、私も思います。
そう思って、調べた事がありますが、「ひたすら、慎んで、慎重に行動する年」とあり、3年も慎んで生きなきゃいけないのか!と思った事があります。
その3年も慎んで生きなきゃいけないのが嫌だったら、その「厄払い(厄除け)」に行きましょう!というのが「厄払い(厄除け)」です。
神社では「厄払い」、お寺では、「厄除け」として、祈祷料を納めて、お祓いして貰うのです。
その方法は、神社では、神道として、ひたすら、厄を追い払う様に祈祷により、清める儀式。
お寺では、護摩祈祷で厄から逃れられるように祈祷します。
どちらも、「最悪の事態は避けられますように」という祈祷をしてくれる儀式です。
どちらが良いのか、また、祈祷をしてもらうかどうかは、ご自身で検討してみて下さい。
そして、この祈祷もお金を支払うのですが、これは、場所によっても、祈祷の種類によっても、全然違います。
3,000円~、5,000円~、1万円~とありますが、厄払いの相場は、大体、5,000円くらいです。
前もって、祈祷してもらう場所に確認してから行きましょう。
万が一を考えて、お子さんだけでも、厄年は、祈祷してもらうと親としては、気持ち的に不安がらずに済むカモしれません。
また、この、「厄払い(厄除け)」は、別に、決まった年だけにするものでもなく、毎年する方もいるようです。

時期としては、「立春までに済ませる」となっていますが、年中、祈祷してくれます。

服装は、派手じゃないもので良いところもあれば、礼服を着用しなければいけないところもあるので、そこも合わせて、前もって聞いておくと良いです。

「派手じゃなければ、軽装でも…」と言われても、さすがに、GパンにTシャツなどは、常識として、避けた方が良いでしょう。

その他の厄払いは?

これは、きっと、一番有名なのは、「節分」ですよね!
もう、幼稚園、保育園時代から、皆さん、「鬼は〜外!福は〜内!」と叫びながら、豆まきをした事でしょう!
それは、それは、当然の様に、イベントとして、2月3日は「節分の日」として、心の中の鬼を退治(邪気を払い)ましょう!というもの。
鬼役は、その年の厄の人。いない年は、誰かが鬼役になって、子ども達が、豆を投げる!
それは、それは、楽しいイベントです。
鬼がリアルすぎて、泣き出す子もいますが、年長さんに近づくにつれて、投げる方が楽しくなっていくというイベントですね。
近年では、豆は、子どもに当たると危険なので、新聞紙を小さく丸めたものを投げるなど、工夫してありますが、中には、鬼を退治する気満々で、それこそ、新聞紙で剣を作って、鬼を叩きまくる男の子もいるくらい、盛り上がるイベントになっています。
本来の意味なんか、子どもは、半分も聞いてない!
見てると楽しいです。
そんな節分も厄払いの一種です。

あと、節分の日は、恵方巻きも食べますね。
これは、食べ物があまりない時代に、せめて、節分の日(立春)だけでも、海の幸、山の幸を使って、一年、健康に過ごせる様にと思いを込めて食べたのが、始まりだそうですが、今は、厄払いの意味でも、その年の吉となる方角に向かって、ひたすら、食べる!という儀式になっています。
その吉となる方角には、歳徳神(としとくじん)という年神様のいるとの事で、願い事をしながら、ひたすら食べると、厄除けにもなる!という事で、こちらも、ポピュラーな厄払いになってます。
近年では、コンビニなどで、色んな種類が展開されていて、ハーフサイズというのもあり、「これは、厄払い的には、半分にはならないの?」という疑問に毎年悩みながらも、食べ切れる分を考えて、ハーフサイズを食べますが、小さい子どもには、ハーフサイズもキツイようです。
また、「恵方スイーツ」とかも出てますし、だんだん、厄払いなのか、何なのか、分からないと私は、多少、混乱しております。

その他、女性は、出産も「厄を落とす」という意味で、厄払いとなっている様です。
ただ、地方によっては、男児は、厄を落としてくれるけど、女児は、母親の厄が移るとして、一旦、厄を「落とす」意味で、外に置き、他の知人に拾ってもらい、家に連れてきてもらうという地域もある様です。

まとめ

さて、厄払い(厄除け)について書いてきましたが、厄年について、どう思われたでしょうか?
この厄年ですが、「役年し」として、ポジティブに考える人もいます。
逆に「役が回って来たから、存分に楽しむ!」というもの。
私も、実は、あまり、厄年を意識しないタイプなのです。
「厄年だから」とネガティブに考えると、考え過ぎて逆に何かある度に「厄年だからだ!」と過剰反応しそうで、「知らぬが仏」思考で生きてます。
たまに、やはり、不運続きの時もあります。車を擦ってしまったり、携帯を落として画面が割れたり、なんか上手く回らない時があったり…。
でも、そんな時にわざわざ「私、今年厄年かしら?」と敢えて調べないです。
「長い人生、こんな時もあるよねぇ…」って笑って済ませたりしてます。
「笑う門に福来る戦法」です!
子どもの七五三などの節目の儀式や、子どもの厄払いは一応しますが、自分のこととなると、あまり気にしてないです。
しかし、これは、あくまでも私個人の考えです!
もちろん、気になる人は、厄払いをして、不安を少なくし、明るく厄が通り過ぎるまで過ごして欲しいなと思います。
厄払いの中で、一番肝心なのは、はやり、「不安を軽減させて安心して過ごす」という事だと思うのです。
何か起きても「厄払いしたから大丈夫!」という気持ち。
特に病気に万が一掛かったとしても、この気持ちがあれば、乗り切る事ができるでしょう!
弱気になればなるほど、病気は特に滅入ってしまいますから、厄払いをしていれば、強気で過ごせるかもしれません。
厄払いをした事がない人も、「万が一の為に」厄払いをしてみるのも良いかもしれませんね★
私も、書きながら、たまには、厄払いしてみようかなぁ…という気持ちが、少し芽生えて来ました★
子どもの祈祷する時に、私も今回は、厄払いしてみますね!