【ピースフルハウスはぐれ雲】引きこもりや不登校の若者を社会へ送り出そう

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引きこもりや不登校、ニートは今や社会問題となっています。

 

その数は10代~30代の引きこもりの人数は54万人以上、中高年61万人以上と言われています。

合わせると100万人以上ではないかとの専門家の声も。

 

 

日本って、いったん社会の流れから離脱してしまうと復帰するのがかなり難しい国だと感じませんか?

 

そんな引きこもりの人たちが社会復帰できるようにサポートしてくれる施設があることをご存知ですか?

 

その施設は、富山県にあるNPO法人「ピースフルハウスはぐれ雲」という一軒家の寮です。

 

寮では、引きこもりや社会に馴染めないなどの問題を抱えている人たち十数人で共同生活を送ります。

川又さん夫婦やスタッフのサポートを受けながら、集団で生活していくことによって、他人との距離感を掴んだり、コミュニケーション能力を養うのが目的です。

 

 

今回はこのピースハウスはぐれ雲について調べてみました。

はぐれ雲とは?

「はぐれ雲」とは、川又さん夫婦が1987年に立ち上げた、寮生の自立をサポートする民間の自立支援活動施設です。

 

場所は、富山県富山市。
田んぼが広がるのどかなところです。

 

 

「はぐれ雲」は、農作業を通じての自立支援活動をしています。

 

自然に触れ、感性を育てることを大切にしています。
確かに、都会のゴチャゴチャした喧噪を離れ、自然に触れると癒されたりしますもんね。

 

昼しっかり体を動かして夜はぐっすり眠るというのが人間本来のサイクルを取り戻すことによって、前向きな気持ちになれるのだそうです。
(引きこもりの人は昼夜逆転の人がほとんど)

 

また、共同生活することで、協調性や忍耐力、自信などを育てていくのがねらいです。

 

今年(2020年)で設立33年。
ここから巣立っていった人数は400人以上にもなるそうです。
卒寮生からは連絡もよく来るそうです。

信頼関係が築かれている証ですね!

 

現在は、10代~40大の15名が共同生活を送っているそう。

 

はぐれ雲は、地域との交流も大切にしています。
農作業を通じて地域の人触れ合ったり地元のお祭りにも積極的に参加しているようです。

 

 

はぐれ雲設立のいきさつ

なぜ川又さん夫婦はこのような施設をつくろうと思ったのでしょうか?

厳格な父親に反発した川又直(なおし)さん。
父から「親族皆東大なのだから、お前も東大へ行け」と言われ続けていましたが、高卒で働き始めました。

 

ですが、働き始めるうちに「東大に限らず大学は出ておいた方がいいな」と感じた川又さん。
夜間の大学に入学し、働きながら大学に通いました。

 

卒業後、父親の知人が経営する牧場に就職した川又さん。
そこで不登校の子たちの合宿に参加したことがきっかけで、苦しんでいる若者たちの手助けになることをしたいと決意したそうです。

 

川又さんは千葉生まれ
縁もゆかりもない富山県でこの事業を始めた当初は苦労もあったようです。

 

なぜ富山を選んだかと言うと、「自然環境が良かったから」とのこと。
自立させるためには自然と地域の環境が大事という信念を持つ川又さん。

 

そのため、都会ではこの事業は難しいと判断したんですね。

地域の人との交流も大切に

「はぐれ雲」の取り組みはとても素晴らしいものだと思います。

 

ですが、元から住んでいる地域の人からしたら、いきなり見知らぬ集団が近所で生活し始めたら不審がると思うんですよね。

 

実際、「はぐれ雲」を始めた約30年前は、金髪や赤髪の子たちがたくさん集まっているということで、近所から奇異の目で見られていたそうです。

 

田舎は閉鎖された空間なのでよそ者が入るのは難しいとよく聞きます。

当初はかなりの苦労があったのではないでしょうか。

 

そこで、地域の理解を得るために、川又さんたちはこんなことをしたそうです。
・地域の行事やお祭りに参加
・消防団に入る
・地域の寄り合いにも参加
・農作業を通じて地域の人とコミュニケーションを取る
・入寮している子たちの就職先の相談 など

 

その甲斐あって今では地域に溶け込めているようです。
また、「はぐれ雲」は農業の重要な担い手としても地域に貢献しています。

 

「自立させるには環境が大事」と言っているのだから、地域の人ったから煙たがられていては本末転倒ですもんね。

はぐれ雲での生活はどんなもの?

自立するには、問題となっていることの原因解明よりも、今自立できる環境を作ってあげることが大事と語る川又さん。

では、「はぐれ雲」ではどんな生活を送るのでしょうか?

 

施設では、規則正しい生活を身につけることが重要視されています。
正しい生活のリズムこそが自立への一歩だと考えているからです。

 

引きこもりで昼夜逆転してしまっているような子は、正しいサイクルを身に着けるだけで学校にまた通えるようになることが多いようです。

 

はぐれ雲での1日の大まかな流れは以下のようです。
毎朝6時30分に起床
・朝食の後、勉強会や農作業
・昼食を摂った後は、また作業やスポーツなどで体を動かす
・お風呂
・夕食
・その後は自由時間

 

引きこもっていた人にとっては、いきなり集団生活はきついかもしれません。
ですが、いろいろな人と接することで、他人との程よい距離感の掴み方が学べると川又さんはおっしゃいます。

 

また、2カ月に1回には父母研修会もあります。
1泊2日で行われ、子どもたちの様子を見学したり、田植えに挑戦したりするようです。

 

久々に会ったっ我が子が生き生きと生活していたら親としては嬉しいですよね。
(親の気持ちを押し付けてはいけませんが…汗)
また、入寮時に親子間でトラブルになってしまっていた場合でも、環境を変え少し時間を置いたら冷静に話ができるパターンもあると思います。

 

そして年1度は海外研修としてメキシコに行くんだそうです!
外から日本を見たり海外の文化に触れるいい機会となっているようです。
なかには、メキシコが気に入って現地に残ってしまうなんて人も!

 

自立するのはなにも日本じゃなきゃいけないなんて決まっていませんもんね。

 

 

入寮、卒寮したいった人たちの声

卒寮生からは、入寮して人と話すのが怖くなくなったなどの声が聞かれます。

できなかったことができるようになるのはとても自信になりますよね。
そうした小さな自信を積み重ねていくことが自立へと繋がっていくのだと思います。

 

では、卒寮後の進路はどのようになっているのでしょう。

中学校へ進学 23人
高校へ進学 37人
就業 196人

 

直近の10年では、87人中85人が就職できたそうです。

就業には、「はぐれ雲」をきっかけに農作業に興味を持ち、農業系に就職する人もけっこういるようです。

 

また、入寮中でも自分のことを自分でできるようになってきたら、バイトを始める子も。

「はぐれ雲」の近くには工場があり、バイト先によく選ばれているそうです。

 

 

 

「はぐれ雲」設立当初に入寮してきた子は、今はもう40歳ぐらいになっているそうです。
その人が自分の子どもを連れてよく顔をだしてくれるそうです。
卒寮生の中には、しっかり自立して家族も持っている人もいるんですね。

 

まとめ

いかがでしたか?
「はぐれ雲」はすごく大切な取り組みをしているんですね。

 

実は私自身、小学校の4年生から卒業まで不登校でした。
孤独と罪悪感で潰されそうだったときに「はぐれ雲」を知っていたら良かったのに…!
(昔はネットなんてありませんでしたからね…)

 

そんな「はぐれ雲」を応援したいという方!
HPで「はぐれ雲」の皆が作ったお米が買えるそうですよ。

豊かな自然の中で手塩にかけて育てられたお米はきっと美味しいと思います~。

 

 

ご自身の家族が引きこもっている、または自分自身が引きこもりだという方。
自分たちだけでなんとかしようと抱え込まず、こういった施設を試してみるのも一つの手段だと思います。

 

人生はいつからでもやり直せると私は本当に思います。
「引きこもっている現状をどうにかしたい」と願っている方、一歩踏み出してみませんか。

 

川又さんの「経験豊富な人生とは、失敗が多い人生とも言える」という言葉が突き刺さります。

恐れず失敗の多い人生を歩みましょう~!

 

 

最後までありがとうございました。

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