
近年、スマホやゲーム機の普及によって、子ども達はインドア派になりつつありますね。
しかし、それを打開しようとポケモンGOが人気になりましたが…。
やはり、ゲームをしていると、ついつい「遊んでないで勉強しなさい」と言いたくなります。
ボードゲームもインドアではありますが、これが、勉強にもなり、社会性にもつながると話題になっています。
「勉強しなさい」と言ったところで、子どもは何の為に勉強しないといけないのか分からないまま、机にとりあえず向かい、とりあえず宿題を終わらせる…
果たしてそれが良い勉強になるのか?と言われてみれば「…。」って感じですよね。
我が子もそうでした。
でも、勉強は何の為に必要なのかという事を明確にして、説明してあげれば理解してくれるもんなんですね。
それをボードゲームを通して、遊びながら身に付けて行くという勉強法があるというのです。
「遊び」となると子どもも楽しくなりますよね★
しかし「ボードゲーム=勉強」ってなかなか結びつかないと思います。
ですから、今回、ボードゲームがどの様に「学び」に変わるのかご紹介していきます★
ボードゲームとは…
色んな種類がある
まず「ボードゲーム」って何?という人も少なくないと思います。
「すごろく」ゲームを想像してみて下さい。
あの「すごろく」の人生バージョンです。
色んなミッションや役職、金銭のやりとりなどが盛り込まれてきます。
ボードとサイコロ、カード、コマを使って色んなゲームをしていきます。
実は種類も豊富で経営者になったり、営業マンになったり、冒険家になったり…
ボードの種類によって色んな疑似体験が出来ます。
私自身が子どもの頃遊んだ記憶があるのは「人生ゲーム」ですね。
まさに人生を歩んでいくゲームでした。
幼稚園に入るところから、学校に行って、就職して、結婚して子どもを授かって家族になって…。
就職した職場から転職してみたり、株が暴落して損を一文無しになったりして…。
「人生って怖いな…」と思った事があります(笑)
まさしく人生の「疑似体験」を子どもの頃にしているんですね…。それが、現在は、色々な種類があるという訳です。
他にもチェスやオセロ、将棋、囲碁などもボードゲームの1つです。これらは、なかなか頭を使うゲームですよね(笑)
スクールがある?
実は、このボードゲームにはスクールもあります。
大阪でしか今のところスクールは確認出来ていませんが、親も見学や体験も出来るというのが魅力ですね。
子どもと一緒に家でも遊べますし…。
このスクールでは、ボードゲームを通じて授業も行っています。
主に「社会性を育む授業」「自主性を身につける仕組み」「子どもたちが社会体験をする環境」などです。
特に「社会性を育む授業」では、「なぜ?」を解説してくれる様です。
そして、このスクールの最大も目的は「スキルを身につけること」です。
ボードゲームを通して、最終的には、子どもがボードゲームを作る!ということです。
これは、相当遊んでスキルを身に付けていないと出来ないことですね。
ストーリーもルールも子どもが考えて形にしていきます。
スキルには、相手に分かりやすくルールを伝える事を意識してプレゼンテーションスキルや表現力を身に付ける事ができたり、創意工夫を身に付けたり、自主性を身につけたり、交渉スキルを身に付けたりコミュニケーションスキルを身に付けたり…。
コレって…社会に出て一番必要なスキルじゃないですか!!
基本から実践までトレーニングしてくれるようです!
遊びの中から、これだけでも子どものうちから学べると、学校の勉強の必要性も理解できますよね!
計算力も身に付く
ボードゲームによって、疑似的なお金だったり、宝石だったり獲得するものは様々ですが、その中で簡単な計算もしなければいけません。
自分の手元にあるものを相手に取られたり、取り返したりする訳ですから、必然的に計算をしなければいけなくなります。
要は、買い物して、おつりをいくらもらうか?的な簡単な計算なのですが、それがボードゲーム上では、頻繁に出て来ます。
ですから、何回も遊んでいるうちに、計算力が自然と身に付いてしまうんですね。
経営的なボードゲームだともっと頻繁に出て来るでしょう!大きな金額が動いたりします。
それを毎回、計算しないといけないので、数字に強くなるという事ですね。
これが、子どもはすぐに出来るけど、大人は意外と苦労するようです(笑)
それだけ、子どもの脳は柔軟で、活性化されているんですよね。
大人になればなるだけ、脳はだんだん衰えていきます。
普段から、このようなゲームをしたり、クロスワード的な事をして脳を使ってる人は、まだマシでしょうけど、子どもの脳の吸収は大人の何倍も速いので、遊べば遊んだ分だけ、計算力も身に付くということです。
面白いですよね★単に計算の勉強をするより、一緒に遊びながら子どもに計算させる事で、計算力が身に付いてくれるので、子どももきっと楽しいハズです。
考える力が身に付く
ボードゲームと言っても、段階があります。
最初は、普通に遊んでいれば良いでしょう。
しかし、年齢が上がれば、やはり勝ちたくなってきますよね。
特に友達同士でプレイしていると、勝ちたくなるのが子どもです。
大人が相手だと「大人だし負けても仕方ない」感じがありますが、これが友達同士だとそうはいきません!
勝つために考えて、工夫をしていかなければいけませんね。
そこで、考える能力は鍛え始めます。
自分で考え始めるんですね。
そうなると、これが自主性にもつながって来るんです。
自ら考え、実行するという行為。
これが自然と遊びながら身に付くという、素晴らしい事に♪
指示されて動くのではなく、自分の意思で行動出来るのは、親として子どもに身につけさせたい事ですよね。
それが、ボードゲームにのめり込めばのめり込むほど身に付くのです。
これも社会に出て必要な事でもありますね♪
次世代に求められるもの
引き出しが多い人は必要とされる
近年、AIが普及しています。
もう、人間顔負けですね。
仕事も今後はAIだけで賄えるのではないか?という程です。
しかし、働かなければ収入は得られません。
そうなるとどうでしょうか…。
AIにないものはAIを作る能力と技術です。
これが無ければ、AIは成り立ちません。となると、そこを強化しておく必要があります。
創意工夫して、それを具体化していくという能力。
それは、頭の中の引き出しが多い人ほど、発想力は広がりますから、そこを徹底的に鍛えた方が良いでしょう!
それを可能にするのもボードゲームです。
冒頭でも書いた様に、色んな種類のボードゲームがあります。
その色んなボードゲームで疑似体験をたくさんする事によって、子どもの頭の中の引き出しは増えていくわけですね。
実際、色んな所へ行って、色んな体験が出来るのが理想ですが、そうも行きませんし、ボード内で自分で、状況を判断して想像する事もまた大切な事です★
AIに勝つためには、AIを育てる人になる事しかないのです。
コミュニケーション能力
これも人間には出来てAIには出来ない事です。
よく「人間味」とか言いますが、人間でないと人の本当の温かさは感じられないものです。
機械化されたものにいくら励まされても、心は癒される事はないでしょう。
便利になる一方で、機械的な事ではコミュニケーションは取れません。
高齢化が進む中で「人にどうしたら分かりやすく伝えられるか」という事が必要になって来ます。
言葉の応用ですよね。
機械はプログラミングされた事でしか対応出来ません。
きちんと相手と向き合って、いかに分かりやすく伝えられるか…これが必要になって来ます。
ボードゲームをするにあたり、友達同士や家族にルールを分かりやすく説明する事も必要になって来ます。
ですから、そういうスキルは、ゲームを通して学んでいけるのです。
また、ボードゲームは個人では出来ませんから、必ず相手が必要になって来ます。
コミュニケーションが取れなければ、ゲームは成り立たないのです。
大人が使うようなコミュニケーションでなくても構いません。
子ども同士や家族内で、ゲームの話をする事も重要です。
携帯のゲームやテレビゲームは1人でプレイする事が多いです。
中には、複数で出来るゲームやオンラインゲームなどもありますし、同じゲームをしていれば、その話でコミュニケーションは取れなくもないですが、大体が1人で籠ってゲームをすることが多いでしょう。
同じゲームをしてる子同士の話では「自分のレベルはここまで行った」「ここはこうすればクリア出来る」くらいなものです。
一緒に遊んでいるハズなのに、公園に集まってそれぞれがゲーム機を持って、それぞれでゲームしてる光景を見る事も少なくありません。
「なにが楽しいんだ?」とか「もしも~し?もっと違う遊びしたらどうですかぁ?」と思ってしまいます(笑)
その点、ボードゲームは顔を突き合わせてプレイするので、ゲームの最中でもコミュニケーションは取れますよね★
一緒にプレイして、笑ったり、悔しがったり…感情も生まれます。
何が必要かの判断力
これもAIが出来ない事です。
実際に国や世界を見て「今、何が必要か?」という判断力が必要になってきます。
その結果をAIに組み込むという感じですね。
しかし、その「今、何が必要か」の判断は、人間でなければ出来ません。
それこそ、ボードゲームでは、それが必要になってくるゲームがたくさんあります。
選択方式ではありますが、全体の流れを見て「今、これが必要」「今、これは必要ない」という判断をしなければいけません。
そういった判断力も自然と遊びの中で身に付けられるのです。
小さい頃から、その判断を自分でして遊ぶゲームです。
何度もプレイしているうちに、色んな選択をして色んな結果を生み出すでしょう。
そうした中で、今回の選択はどうだったのか…と考える様になると思います。
子どもはゲームとなれば真剣です!(笑)
楽しんでいるうちにスキルは身に付いていく…
のめり込んだら「よしっ!」と親も思う様になると思います♪
まとめ
ボードゲームと一口で言っても、良い事の方が多い事に気づきます。
モチロン学校の勉強も必要ですが、なぜ勉強が必要なのかも、自然と子ども自身が感じていく様です。
我が家は、ボードゲームは自分がやったことのなる人生ゲームやオセロをさせた事があります。
5.6歳の頃ですね。
結構、良いもんですよ。
絶対、親が勝つんですが「勝つ方法」のヒントを1つ与えたら、次からは五分五分の勝敗でした。
それっきりになっていましたが、今回を機に、またボードゲームしようかなと、色々検索しているところです。
そして、子どもは、やはり、何の為に勉強が必要なのかが明確になると、勉強するもんなんですね。
私の子どもの将来の夢は、長男が「恐竜を発掘する人」。次男が「救急救命士」でした。
次男の方が現実的ですね(笑)
しかし、今、長男は小学生ですが、算数や国語を学ぶ必要性を明確にしてみました。
こじつけ半分ですが…。
・「算数は、数学というものに変わります。その数学は、恐竜の骨の一部から恐竜の全体の大きさや重さを推測する為に必要になって来ます」
・「国語は、その発掘した恐竜の事を、皆さんに知らせる必要があります。その時に論文という物を書きます。そこで文章力と表現力が必要になって来ます」
・「英語は、恐竜は外国で発掘される事が多いです。そして、世界に恐竜の研究をしている人がいます。その人達との言葉は全て英語です。英語が話せないとアナタの仕事は成り立ちません。」
ザッとこんな感じです。そうすると、勉強する意味が理解出来たらしく必死にお勉強してますね。
ボードゲームをしながら、最初のうちだけは、ちょっと助言するともっと効果があるかもしれませんね★特に小さい子どもには…。
そうしていくうちに、徐々に自分で考える様になるのではないでしょうか。
「あ、ここで算数が必要なんだな」とか「あ、ここで国語が必要なんだな」とか…。
そうなるとあとは、のめり込んでくれるだけですね★
私もちょっと面白そうなボードゲームを探してみようと思います♪