
これからの季節、だんだんと寒くなってきますよね。
そんな時、いつでもどこでも体を温めてくれるカイロ。
カイロといっても以下のような種類がありますよね。
・使い捨てカイロ
・貼るカイロ
・充電式カイロ
そんなカイロには、正しい使い方があるのをご存知ですか?
今回は、種類別にカイロの使い方について見ていきたいと思います!
カイロの種類
使い捨てカイロ
最もポピュラーなカイロが、この使い捨てカイロではないでしょうか。
手持ちカイロとして、振ると暖まるものですが、
どのような使い方が正しいのでしょうか?
外へお出かけして、暗くなってきてきた。
近くに暖まれるお店もないし、
一刻も早くカイロが暖まってくれたらいいのに!
と思った経験ありませんか?
では、どうしたら、カイロは早く暖まるのでしょうか?
実は、使い捨てカイロはよく揉んだからといって、
早く暖まるということはないそうです。
寒いときはぎゅっぎゅっと何度も握ってしまいがちですが、
数回振るだけで十分ということ。
カイロには、空気を通す穴があいており、
そこから空気が入ることで、暖まるそうです。
なので、揉みすぎると、逆に空気穴を詰まらせ、
発熱効果を下げてしまうこともあるんだとか。
カイロの揉みすぎには注意ですね。
貼るカイロ
次にメジャーなのは、服などの上に貼るタイプのカイロではないでしょうか。
このタイプのカイロは、手がふさがっているときも
体を暖めてくれるので便利ですよ
ね。
ウィンタースポーツのときなども役に立ちますね!
そんな貼るタイプのカイロは、どのように使うのでしょうか。
貼るカイロは、特殊な素材でできていて、
揉む必要はないんだそう。
揉んでしまうと、中に入っている粉がかたよってしまう
こともあるそうなので、揉んではいけないとのことです。
貼るカイロでは、以下の部位を暖めてあげることで、
ツボが刺激され、より効果があるそうですよ。
・首
・背中(肩甲骨の間も効果的です)
・腰
くれぐれも、直接肌に貼るのはやめましょう。
また、長時間同じ場所に貼りつづけたり、
不快と感じる場所に貼ったりするのはやめてくださいね。
また、貼るカイロには、靴用や靴下用など、
それぞれの用途に合わせたものが販売されています。
自分の用途に合わせたものを、説明文を読んでから使いましょう。
東京寒くて貼るカイロ買った
— すわまさる (@suwamasaru) October 22, 2019
充電式カイロ
充電式カイロってなに?と、初めて聞いた方も多いのではないでしょうか。
こちらは、「使い捨てない」カイロというキャッチフレーズで
売り出されているカイロ。
名前のとおり、充電をして使う電気式カイロです。
メーカーにより、使える回数は異なるようですが、
約500回ほど使えるものがあるそうです!
USBポートが付いていて、パソコンでの充電が可能なものが主流なようです。
カイロとして使う場合、3~4時間ほど暖まってくれるそうです。
製品にもよりますが、50℃前後の温度まで
暖まるものが多いようです。
また、本体がモバイルバッテリーや懐中電灯にも使えるものもあります。
このような機能が付いていれば、
災害用グッズとしてバッグに入れていても安心ですね。
お値段も、普通の使い捨てカイロと比べると高いですが、
何回も使えるのであれば、エコですしお買い得かもしれませんね。
充電式カイロは、以前に発火事故を起こし、
自主回収に至っている製品もあるようです。
かばんなどにしまったままにして、水に濡れたりすると危険です。
充電式カイロを使う場合は、説明書の注意事項をよく読んで
使うようにしてくださいね。
充電式カイロが届きました。
あまりの小ささに一同ビックリ。
結構温かいけど極寒のキャンプには頼りない気がするな、、、 pic.twitter.com/4gPXFuRwT3— オーメンズ11 (@OMENS11JP) October 22, 2019
低温やけどとは?
カイロを使っているときに多いトラブルが、「低温やけど」です。
長時間、自分の体温より高い温度のものが、
皮膚に触れているとやけどを起こします。
皮膚の表面上は、やけどのような症状出ていなくても、
肌の奥を傷つけてしまうこともあるそうなので、注意が必要です。
また、痛みを伴わず、症状が進行してしまうこともあるので、
注意しましょう。
低温やけどになってしまった時の対処法
低温やけどは、肌の表面ではなく、
奥に損傷が起きている場合があります。
水で冷やしても効果がありませんので、
病院にかかり、お医者さんの指示に従いましょう。
低温やけどにならないように対策!
では、低温やけどにならないようにするには、
どのような対策があるのでしょうか?
カイロを使う場合は、以下のような点に注意しましょう。
・長時間同じ場所に使わない
・肌に直接当たらないようにする
・寝るときは使わない
・管理が難しい方(お子さんや、体の不自由な方)は
周りの方に確認してもらいながら使う
・病気にかかっているときなどは、お医者さんに確認してから使う
・薄い生地の上から使う場合は、低温やけどに注意する
・暖めた部位を圧迫しない
低温やけどになりやすい人
低温やけどになりやすい人、なりにくい人はいるのでしょうか?
病気にかかっている人や、
体の自由がきかない人は、低温やけどになりやすいと
言われているそうです。
このような方がカイロを使う場合は、
特に注意が必要となります。
また、以下のような方も注意が必要です。
・肌の弱い人
・疲れのたまっている人
お仕事で疲れていたり、育児などで疲れていたり、
現代人はなにかと疲れをためやすいと言われていますよね。
そんな方にこそ、カイロを正しく使って、
疲れを癒してもらいたいですね。
子どもが使う場合
カイロをお子さんが使う場合は、
保護者の方がしっかりと管理してあげてくださいね。
子どもの皮膚は、大人より薄いですし、
「熱い」「寒い」などの感覚を
うまく伝えられないお子さんも多いと思います。
お子さん向けに、カイロを覆うカバーが販売されています。
お子さんの好きなキャラクターなどを使ってあげると
きっとお子さんも喜びますし、
直接手にカイロを持つより、安心ですますね。
そんなかわいいカイロで怪我をしないよう、
温度管理をしっかりして、
安全に使ってくださいね。
カイロの正しい使い方◎
ここまで、カイロの使い方を見てきました。
使い捨てカイロは振りすぎに注意すること。
貼るカイロは長時間同じ場所に貼らないこと。
充電式カイロは、発火などに注意する必要があること。
熱を帯びて暖まるカイロですから、
乾燥している時期は、特に事故に繋がる可能性も高いですよね。
どのカイロを使う場合も、説明事項をよく読んで、
正しく使うよう心がけましょう。
まとめ
ここまで見てきたとおり、カイロは正しく使わないと
「低温やけど」を負ってしまう可能性や、
重大な事故に繋がる可能性があります。
私自身、3つのカイロの使い方を見てきて、
安全・安心に使えるのは、「使い捨てカイロ」かなと感じました。
実際、私自身も貼るカイロを使っているとき、
想像以上に貼った部位が熱くなってきてしまったことがあります。
また、充電式カイロは家電製品なので、
使い方をよく知る必要がありますよね。
使い捨てカイロであれば、すぐに持ち出すことができますし、
電気を使っていないので、事故のリスクも低いと感じました。
カイロを正しく使うことで、
冷たくなった体を暖めてくれる、強い味方になってくれます。
カイロを正しく使って、これからの寒い季節を乗り越えてくださいね。